石刀祭り  (愛知県一宮市今伊勢町  石刀神社)

またまた少し間があいてしまいましたが、今回は季節を少し戻して、毎年4月の末に行われる一宮市石刀神社(いわとじんじゃ)の例祭を紹介します。このお祭りでは地元に残る三輌の山車(元々は五輌だったが二輌焼失し現在は三輌)と献馬の奉納が行われます。立派なお祭りだと思うのですが、一宮に住んでる友人が名前は知っているが、見たことがない。と言うほどで、一度は見てほしいぞ!と思うお祭りです(笑)。
 
このお祭りの由来は、今を遡ること410年、関ヶ原の合戦の際に徳川軍がここ石刀神社あたりに陣をひいたことに始まります。その時に神社等が壊され、荒廃してしまったのを、その後天下をとった徳川氏により修復されたのです。その奉祝として始まったのが「石刀祭り」だといわれているのです。
 
さて、お祭りですが、例祭の神事は、毎年4月の19日に、楽人と従者を連れた頭人行列が行われ、その後の日曜日には三輌の山車(大聖車・中屋敷車・山小路車いずれも犬山型)が神社参道に整列、午後2時には献馬が西大門に出揃い、各山車がからくりを実演します。その後、献馬が境内に参入すると、それに続いて大聖車・中屋敷車・山小路車の順に境内に入りからくりを奉納します。(ここのからくりは、大聖車が「唐子の綾渡り」中屋敷車が「唐子の大車輪」山小路車が「蓮台倒立」と全て離れからくりなのです。)そしてお祭りの最後は「献馬吉田のかけぬき」が行われ、参道に整列した三輌の山車の下を献馬が勢いよく駆け抜けていくのです。・・・いくはずだったのです。・・・昔はそうだったのです。・・・まぁ、早い話が諸事情により、現在は人に曳かれてポックリ、ポックリ歩くだけなのですが(笑)。その後三輌の山車がそれぞれの町に帰っていきお祭りは終わるのです。
 
 
もう夏だというのに、まだまだ春祭り続きます(汗)。来月中には通常のお祭りレポートに戻せると思いますのでもう少しの御辛抱を(笑)。それでは新たなネタ?を仕入れに次なるお祭りにいってきます。
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