射和祇園まつり  (三重県松阪市射和町  射和神社)

実は射和で祇園まつりが行われる同日に、松阪市内でも祇園祭が行われます。どちらかといえば松阪の祇園の方が有名で知る人も多いでしょうか。だが松阪のお祭りは近年特に観光の要素が強くなり、神社の神事だということがともすると忘れかけられているように感じるときもある。対して射和の祇園は昔ながらの神事であるというのがいたるところで感じることができるのである。これはお祭りを継承している地域の方たちの考え方なので、どちらが良いとは一概に言えませんね。ただ松阪と射和、この両方の商人の故郷といえる地域で毎年同じ日に張り合うように祇園まつりを行っているのは何か面白いですね。
 
 
昔ながらの神事といいましたが、ここの王子と八王子の2基の神輿、地元の若者たちがひとつの神輿を10人程の人数2組で担ぐのですが、一度神輿を上げたら休みなく担がれます。だから2組で交代をするんですね。これは神輿は神様の輿で、一度渡御に入れば決して地面に接さないといういわば昔ながらの考えなのです。ですからこのお祭りで神輿を撮影するときは、安易に俯瞰で撮影したり、神輿の直前を横切らないでくださいね。考え方の問題なのですが、最近のカメラマンの方を見ているとお祭りを撮影会か何かと勘違いされている方が多いように思います。お祭りとは神事で、一年に一度神様が地元を見て回られるために神輿に乗って渡御されるのだということを知っておいてもらいたいです。少し話がそれちゃいましたね(笑)。
 
 
今年は宵宮が7月14日、本日が15日に行われました。普段だと撮影に来れないのですが、何故って?それは毎年郡上おどりの発祥祭と重なるからなのです(笑)。ただ、今年は実家に用があったので、14日の仕事終りにそのまま三重県に走り、宵宮の巡行には間に合いませんでしたが射和寺に集結した屋台を撮影し、翌日午前中に実家の用をすませ午後から本日を見に出かけたのでした。しかし、時間を少し間違え、午後3時出発だったのを1時間早く到着してしまい、仕方ないので近くの櫛田川で甲羅干ししてました(笑)。神輿が動き出すと同時に撮影を始めたのですが、今年はここまで。このあと津市の河芸町で行われた前記事の「ざるやぶり神事」に参加するため射和を後にしたのでした。写真にはありませんが、夜になると2基の神輿は6地区の高張り提灯に守られながら神社還御します。またこれが神秘的でいいんですよね!でも今年はその写真はなし(笑)。
 
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それでは私は次のお祭りに行ってきます。