参候祭(愛知県北設楽郡設楽町三都橋 津島神社)

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11月にはいって寒くなってきましたね。私は先日(11月の第二土曜日)奥三河設楽町で行われた参候祭に行って来ました。(お祭りの名は舞の中で行われる問答で「さんそうろう某は...」という台詞からきているらしい。)
地元の方やこの祭りを長年追い続けているカメラマンの方に聞くと南信濃(長野県の南)あたりの田楽神楽の流れを汲んでいるらしい。
お祭りは午前中に神社の上の集落にある栗島公会堂から可愛いお稚児さんが千子舞を奉納しながら神社まで降りてきて、神社で神様に舞を奉納し千子舞は終わる。


千子舞は午前中に終わるのだが、その後七福神の舞が始まるのが午後7時からなので時間潰しが難しいかも?ただこの時期は周辺の山々の紅葉が綺麗なので紅葉狩りなんかすると時間潰しになるかもね。(このお祭りを境に寒さが増してくると言われていますので寒さ対策をお忘れなく。)


さて、日が沈み寒さを感じるようになるといよいよ七福神の舞の始まりである。神社の前庭を三周舞って面白可笑しい問答をする少し変わった面白いお祭りだ。個人的に大黒さまの問答が気に入ってます。 
お祭りは3時間前後行われるのだが、その間地元の方により甘酒や牡丹餅が振舞われ、地元の方の暖かさが伝わるとてもアットホームなお祭りです。
最近はどのお祭りに行っても聞くのが後継者不足という言葉です。この参候祭もそれは否めません。お祭りの日のために地元にもどられる方もみえるそうです。また、10番ある舞のうち7番目の舞は後継者がいないということで3年くらい前から途絶えているそうです。我々が見に行くことでお祭りが残っていくかは疑問ですが、長くお祭りを伝承していただきたいと思います。


最後に私も写真を撮るので撮影の注意とアドバイスを一言。まずこのお祭りを撮影するのに一つだけ守らなければいけないルールがあります。それはカメラの三脚。お祭りはカメラマンのためにあるわけではありません。楽しみに見に来られる方も沢山おみえになります。だから三脚を使用される方は本殿の正面側での撮影をお願いします。手持ち撮影の方は基本どこでもOKみたいです。あとアドバイスとしては寒くなるので暖かい服を着ることと、舞の途中で湯立てがあるので濡れてもいいようにタオルやカッパなど持参するといいと思います。(ただしこのお祭りは雨に降られたことがないらしいので傘は必要ないかも。)
尚、今年は千子舞に間に合わなかったため、写真は昨年のものを使用しました。あしからず。


では、私はまた別のお祭りに行ってきまーす。