裸詣り (愛知県知多郡美浜町上野間)

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謹賀新年 明けましておめでとうございます。
 

正月早々、愛知県の美浜まで行ってきました。ここのお祭りは若者が中心となり
とても元気な雰囲気が好きで毎年うかがってます。
裸詣りはお祭りというよりは風習といった方がよいでしょうか。若者たちが褌姿
で町中を巡るのですが、その手には柄杓を持ち、腰には禊終わった体を汚さない
ためか注連縄を捲きます。たぶん江戸時代に流行った伊勢神宮の(おかげまいり)
の風習をを色濃く残しているのだと思います。


お祭りは、1月1日の午前零時、つまり年が明けた瞬間から始まります。町の若者
が各人近所のお宿に集まり、お風呂などで体を温め簡易的な褌をつけ町に出て、
上野間漁港を目指します。その途中に他のお宿に寄り、若者の数をふやします。
そして海で禊を行い、各お宿に戻ります。お宿に戻った後に正装の褌姿になり、
伊勢音頭を唄いながら町中、神社などをまわります。


さて、お祭りというのはその時代により少しずつ変わってきます。それは、その
時の世相であったり、人の問題であったり色々あるのでしょう。それを嘆いても
しかたありません。しかし、それがカメラマンのために昔からの伝統を変更しな
ければいけなくなるというのはいかがでしょう?実は今年、このお祭りも若干の
変更がなされました。理由は昨年、一部のカメラマンが地元の方とトラブルを起
したからだと聞きました。私もカメラマンの一人です。少しは迷惑をかけている
のかもしれません。でもトラブルを起こすのはもってのほかだと思います。地元
の方もある程度の事は目を瞑って、今まで続いてきた伝統を守ろうとしているの
です。いつも書くのですが我々カメラマンはお祭りをあくまでも見学させていた
だいてるのです。その事をどーぞお忘れなく。


新年早々暗い内容になりましたが、何卒今年もよろしくね。