郡上八幡春まつり  (岐阜県郡上市八幡町  岸剱、日吉、八幡各神社 郡上八幡市街地)

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今回の怒涛の春祭りシリーズは、予告通り「水と踊りと我が心のふるさと」郡上八幡で4月18,19日(第3土日)に行われた郡上八幡春まつりです。このお祭りは、郡上八幡市街地にある岸剱神社、日吉神社八幡神社三社の祭礼で、この三社の大神楽は県の重要無形文化財に指定されている。また、その祭礼に併せて子供みこしコンクールも開催される。土曜日の夜(午後7時から午後8時くらい)には、郡上八幡旧庁舎記念館前でコンクールの審査が行われ、その時には参加の全みこしが集結し、(それ以外は各みこしが市街地をばらばらに練り歩きます。)日曜日にはその結果発表が同場所で行われる。


ではここで各神社の大神楽を少し紹介しましょう。

岸剱神社
  ここの大神楽は「宮ヶ瀬橋渡御の神事」が有名で(この神事が文化財指定を受けている。)、この時  に奏される「神楽秋月(かえり岡崎)」「神車(帰りの笛)」の曲は、吉田家免許のもので、他への
  伝授は禁じられているそうです。かつて岸剱神社が宮ヶ瀬橋のほとりにあったことを偲び、昔住んだ
  懐かしい社地を去りがたい神様の御心を鎮めるように、獅子と曲とが一つにとけあって渡御される。

日吉神社
  ここの大神楽は「天の岩戸の舞」を擬したものといわれていて、大正初期頃から、隔年に岸剱神社へ
  「御旅行」されていたそうである。

八幡神社
  ここの大神楽は他の二社にない「奴踊り」があり、五七桐紋の半纏を着た奴9人が、十手と呼ばれる
  小刀様の物や、えぼと呼ばれる毛槍様の物を持って三種類の踊りを披露する。


さて、この日は(4月19日)久しぶりの郡上ということもあり朝も早くから自宅を出発。八幡到着後すぐさま岸剱神社の神楽に密着(笑)。岸剱神社下の城下町プラザから八幡神社手前までついて行く。この間、カメラマン仲間の一宮のT氏、墨俣のM氏や踊り仲間のS氏に会う(さすがは我が心のふるさと。知り合いが多い、多い。)極めつけはおなじみの名古屋のY氏、この方会ったらそのまま喫茶店に直行。出てきてすぐに「飛騨の古川祭り」も同じ日にあることを知り、そのまま古川へ走っていった。(何しに八幡に来たのか???不思議な人である。)八幡神社手前で岸剱神社の神楽を離れ八幡神社境内へ。ちょうど八幡神社の奴踊りを披露しているところでした。ここでお昼まで撮影。その後近くのうどん屋でT氏と昼食をとる。(この日は暑かったので「ころうどん定食」をいただきました。)午後からは日吉神社に向かい、そこからは日吉神社の神楽に密着して撮影を続けた。そこでお神楽の行列の中に見慣れた顔が、郡上踊り保存会の会長だ。この日は日吉神社の神楽の露払いをされているらしい。暫し会長と郡上踊りの話題で盛上る(笑)。(この時のお話で来月京都で行われる郡上踊りに参加することを決めました。)夜の休憩まで日吉神社の神楽を撮影し、提灯に灯が燈る頃宮ヶ瀬橋に向う。春まつり一番の楽しみである岸剱神社の「宮ヶ瀬橋渡御の神事」を撮影するためだ。この神事は元の社地を離れたくない獅子を大人に肩車されたササラ(ササラを持って獅子と舞う童子)が獅子を神社のある対岸に呼ぶというものなのですが、別の説では日吉神社の獅子は雄で岸剱神社の獅子は雌。お互い離れたくないので宮ヶ瀬橋の上で雌獅子がだだをこねるというものです。どちらが本当なのでしょうね(笑)。宮ヶ瀬橋をぬけるといよいよ行列は岸剱神社の長い石段を登り境内へ。ここで最後の大神楽を奉納して、早朝から夜まで続いた長いお祭りは終わりました。


さて、撮影のポイントですが、この大神楽は神社の境内だけでなく市街地でも行われます。そこには古い町並みもありますし、狭い路地もあります。なるべくバックに気をつかって撮影されるといいでしょう。八幡神社なら奴踊り、岸剱神社なら宮ヶ瀬橋渡御の神事がお薦めです。しかし宮ヶ瀬橋の上での撮影は人が多いので難しいかもしれません。ここは立ち止まることはできませんのでご注意を。その他では、お祭りは大神楽だけでなく、子供みこし(といっても高校生のグループもいます。)を狙うのもいいでしょう。担ぎ手が結構キバツな格好をするグループもいます。


ここまで駆け足状態で続けてきた怒涛の春祭りシリーズですが、今月末はいろいろな用があり暫しお休みということになりそうです。私が休んでいてもお祭りは行われます。時間があれば古い写真を使って記事を書けるかもしれません。今度みなさんに新しいお祭り紹介できるのは5月に入ってからになります。少し期間が開きますがまだまだ紹介していきますので楽しみに待っててくださいね。この後お祭りは怒涛のゴールデンウィーク・シリーズ?に突入しまーす(笑)。