阿夫志奈神社祭り  (岐阜県加茂郡川辺町上川辺  阿夫志奈神社)

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ちょっとペースがおちてきましたが(笑)、今回の怒涛の春祭りシリーズは「みんな知らない、あんなお祭り、こんなお祭り」というか私も知らない(名前だけは知っていたのですが伺ったのは初めてです。)お祭りです。場所は4月にはいり毎週のようにおじゃましている岐阜県加茂郡の川辺町。そこの上川辺にある阿夫志奈神社(あぶしなじんじゃ)のお祭りに18日(土)に行ってきました。


このお祭りは一昨年まで4月13日、14日の両日で行われていたのですが、やはりここでもお祭りの参加者の関係で4月の第3土日に変更になりました。1日目(試楽祭)は夜祭りで、山車1両が参拝者によって曳かれ、2日目(本楽祭)では蠅追いの神事が行われます。


今回伺ったのは試楽祭で、役場に問い合わせたところ、午後5時半から神事がはじまるとの情報をGET。午後1時に自宅を出発。高速も使わず下道をのんびりと川辺町に向う。しかし土曜日というのに渋滞なし。スムーズに車は流れ、アリャリャ午後3時に神社到着。境内には露店が出て、子供たちが遊んでいるが当然お祭り自体ははじまっていない。カメラマンもいないし、アレ?一人だけいた。話しを聞くと地元のケーブルTV(といっても川辺町はまだひかれてないそうだが)の方で今度エリア拡大で川辺町も入るのでその紹介Vを撮りに来たらしいのだが、私と同じく早く来すぎたらしい(笑い)。しょうがないので時間潰しをするために私は近くを散策することに。


1時間ほどした頃に神社の方から太鼓の音が聞こえてきた。アレッ?もうはじまったかな?と神社に急ぐ。しかし神社ではまだお祭りは行われておらず、町中に出ていたのか各町内の子供みこしが帰ってきていた。あとは相変わらず子供たちが遊んでいるだけで・・・ン?子供たちの中に何かいる?「天狗」だ。見ていると手に持った榊で子供たちを叩いている。逃げる子供たちを追いかけて叩く、叩く(笑)。これは今流行り?の虐待などではなく、聞けばこの天狗面が蠅追い男(ハイオウ)らしい。この榊で叩いてもらうと1年間無病息災なのだそうだ。この神事は、川辺町のお隣、美濃加茂市の古井神社で行われる「ハイボウ」と同じではないか?ハイボウ(蠅追い男)も参拝者を竹の棒で叩いてまわる神事なのだ。(ハイボウは他のお祭りと重なって行けてないので、行ったらまた詳しくレポートしますね。)


そうこうしているうちに時間になり社務所からお祭りの行列が出てきた。ここから拝殿に向かう。(お祭りとは関係ないが、聞くところによるとこの神社の本殿の奥に、経緯はわからないのだがあの「森蘭丸」がまつられているそうです。)拝殿で神事を行い、それが終わると子供たちは山車に向う。いよいよ山車が動くのだ。と思ったらなかなか動かない。アレッ?と思っていると拝殿前から掛け声が聞こえ、何やら騒がしい。急いで拝殿前に戻ると蠅追い男(ハイオウ)と獅子が舞ってるではないか(焦)。もう少しで見逃すところでした。危ない、危ない(笑)。


午後7時になりやっと山車が動きはじめる。神社入り口の鳥居から拝殿横まで参拝者に曳かれていく。山車の上では「ダイビョウシ」「シタビョウシ」と呼ばれる子供たちがお囃子を演奏。「今日は晴れているからゆっくり曳くんじゃないか。」とお祭り関係者が言っていたが、結構早く拝殿横に到着(笑)。残念ながらこの日はここで時間切れ。午後8時から用のあった私はここで神社を後にした。因みにこの山車、最近作り直されたそうで、古い山車が山車蔵に保存されていた。(昔はお祭りが終わるたびに分解して保管していたらしいが、今は立派な山車蔵があるので、新旧2両そのままの姿で保管されている。)


さて、撮影のポイントですが試楽祭の蠅追い男はいつでてくるかわかりません(獅子と舞うときは別)よく見てないと見逃すかも(笑)。見つけても動きが早いので感度を上げてシャッタースピードに注意しましょう。


では私は用を済ませて次なるお祭りに行ってきます。次のお祭りは我が心のふるさと郡上八幡の春祭りです。お楽しみにー。