津島神社祭礼  (愛知県名古屋市西区則武新町  津島神社)

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5月24日一宮で行われたチンドン祭を後にした私は、その足で名古屋市の西区に向った。お目当てのお祭りは津島神社で行われている祭礼「石取り神事」だ。このお祭りは毎年5月の第4土日に行われる。場所はR22の名西交差点角で、そばを通ると沢山の屋台が出ているのですぐにわかります。ただこの祭礼は私の知る限り名古屋市や西区の観光情報、サイトのお祭り情報に全く出てこない「誰も知らない、あんなお祭り、こんなお祭りシリーズ」なのだ。(もちろん地元の方は知っていますよ(笑)。)


石取祭というと三重県桑名市が有名ですが、調べてみるとこの地方では、同じ三重県内に桑名市長島町、四日市市天ヶ須賀、鈴鹿市神戸、この愛知県でもここ西区や、津島市の秋まつりでも4台の石取祭車が曳きだされます。「祭車」といいましたがここ西区では「石取山車」と呼ばれ、3台が祭礼に曳きだされます。


一宮を出た私は午後6時過ぎに現地に到着。早くも鉦の音がけたたましく鳴り響いていた。(私はこの鉦の音を聞くとワクワクするのですが、初めて聞かれる方は耳を覆われるのではないかと思うほどの大音量です。)神社前に曳きだされた3台の山車では、入れ代り立ち代り地元の方が鉦や太鼓を鳴らし、午後7時を過ぎた頃、3台の山車は地元の方々に曳かれ町練り開始。何と言ってもここは大都会?名古屋市である。昔を偲ぶ石取山車が練る遥か彼方には、名古屋駅前の高層ビル群が顔をのぞかせている。何だか時空を超えたような不思議な感覚を味わえるお祭りなのだ。約1時間かけて町中を練った山車は神社に戻る。その後も名残惜しそうに皆で鉦や太鼓を鳴らし続け、お祭りの夜は更けていくのである。


さて、最後に撮影諸注意ですが、ここは先に述べたとおり、あまり知られたお祭りではないのでカメラマンは少ないです。(今回も私が見た限りでは5人いたでしょうか・・・)ですから結構自由に撮影できます。ただし、いつもの事ではありますが、ルールだけは守りましょう。(ここのお祭りではないのですが、同じ石取祭を行っているところでは勝手に天幕の下に入らない、先綱を絶対跨がない、祭車(山車)に触れない等があります。)ポイントとしては、山車(昔)とビル群(現代)の対比など狙ってみると面白いかもしれません、また山車によっては揃いの半纏を着た粋な若者たちがいますからそれを狙うのもいいかもしれません。


もうすぐ5月も終わります。お祭りも夏祭りシリーズに入ってきます。インフルエンザ問題がこの先どうなるのか分かりませんが、私は何とかお祭りレポートを続けたいと思います。それでは次のお祭りを探しに行ってきます。